これが私の旦那サマ!
「~っ…こ、こーいちさん。」
「ん?聞こえないなぁ~」
「っ晃一さん!」
「ん。ありがとう。」
顔が熱い。胸もドキドキする。晃一さんに名前を呼ばれて抱きしめられてキスをされて…
「晃一さん。」
「何?」
「ふつつか者ですが、これからよろしくお願いします。」
照れ臭くて晃一さんの顔が直視できなかったけど一応言えた!
まだ晃一さんの事を完全に愛してる訳じゃないし弥生さんの事も気になる。晃一さんの本心もまだよく分からない。けど私はもう決めたんだ。この人、西島晃一さんの妻になる事を。
「こちらこそよろしく。可愛い可愛い奥さん。」
「っ~…」
……でもこんなに恥ずかしい事をサラリと言うのは止めてもらいたい。