これが私の旦那サマ!
「君が北村百合さん・・・?」
「はい、そうですけど・・・」
「そうか・・・僕は西島晃一です。よろしくね」
ニコッと笑った西島さんの顔は下手な芸能人より格好良くって思わず顔がポッと赤くなるのが分かった。
「西島さんですか・・・よろしくお願い、します。」
「やだなぁ西島さんなんて他人行儀にならなくても良いんだよ。」
「え?どういう意味でしょうか・・・?」
「君は僕のお嫁さんになるんだから。」
私は、西島さんのこの発言で目が点になった。
お嫁さん・・・私が、西島さんの・・・お嫁さん!?
「なっ・・・えっ!?」
バッと園長先生の方を見ると園長先生は優雅にお茶を啜っていてた。