これが私の旦那サマ!

「北山!」



私とみぃちゃんが話に夢中になっていたら背後から私を呼ぶ声がした。振り返って見てみたらクラスメートの神谷廉君が立っていた。

「え、何?」

「今日、日直だろ。忘れたのかよ?」

「え・・・あ!そうだったね・・・神谷君とだっけ・・・?」

「そうだっつーの。ほら、次の授業の資料取り行くぞ!」

「う、うん!みぃちゃん・・・行ってくるね~」

「はいよ~」


慌てて席を立って神谷君の後をついて行った。私、少し神谷君の事苦手だから今日の日直、気が重いな~・・・神谷君て目つき悪いしすぐ怒るし。頑張って怒られないようにしなきゃ・・・





「神谷も百合の事気になるならあんな仏頂面になんなきゃ良いのに・・・」



私達を見送ったみぃちゃんがそんな事を呟いてるなんて・・・



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