これが私の旦那サマ!

「ただいま~」

「お、おかえり。」


鏡を見ながらメイク直しをしているみぃちゃんの元に行った。

この厳しい進学校で堂々とメイクをするのはみぃちゃんくらいだよ・・・


「神谷君てなんか私に意地悪だよね?」

「え?神谷ぁ?・・・そうね~ま、百合にだけよねぇ~」


ニヤニヤしながら言うみぃちゃん。なんか気持ち悪いんだけど。

「なんで!?私、神谷君に何かしたっけ・・・」

覚えはないけど無意識の内に何かしたのかな・・・

「・・・ま、神谷はツンデレだしねぇ」

「ツンデレ?なにそれ。」


ツンドラなら知ってるけどツンデレなんて初めて聞いた。


「百合って頭良いけど馬鹿だよねぇ。」

「はぁ・・・そ、かな?」

「ま、好きな子程いじめちゃうって奴だよ!」


みぃちゃんの言葉に私の機能は全停止した。好きな子?


「まさか、そんな訳ないじゃん!ないない!」

「(神谷ドンマーイ。)」




< 38 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop