これが私の旦那サマ!
「君達は本当に百合ちゃんが大好きなんだね。」
困っていた私達の前に西島さんがやって来て未だに私の服を掴んで離さないチビちゃん達の目線に合わせてしゃがんだ。
「僕は今日から百合ちゃんの新しい家族になるんだよ。」
「家族・・・?」
「うん。百合ちゃんは勿論君達の家族でもあるよね。ということは僕も君達の家族だ。」
西島さんは何が言いたいんだろう・・・?
「僕は家族をずっと離れ離れにさせる気はないよ。会いたくなったらいつでも会える。」
「百合姉ちゃんのとこ、遊び行っても良い?」
「勿論。いつでも歓迎するよ。」
笑ってチビちゃん達の頭を優しく撫でるとチビちゃん達はぱあっと笑顔になり私の顔を見た。
「百合姉ちゃんとこ遊び行くからね!」
「百合姉ちゃんも天使園に遊びに来てね!」
「絶対だよ・・・」
この言葉にチビちゃん達だけじゃなく私も園長先生達も笑顔になった。