これが私の旦那サマ!

「あの、西島さん!」

チビちゃん達と別れ、私の荷物を手にとり車に運ぼうとしている西島さんを追いかけた。


「ん、どうしたの?」

「ありがとうございます。あの子達を説得してくれて・・・」

「ああ、百合ちゃんはあの子達に本当に好かれてるんだね。」

「あー・・・私はあの子達が赤ちゃんの時から知ってるからかな?」


あの子達は赤ちゃんの時に親と死別したり捨てられたりしたから。と西島さんに告げると西島さんは一瞬寂しそうな顔をすると私の頭にポンと手を置いた。

「西島さん・・・?」

「さ、行こうか。」


すぐに笑顔の西島さんに戻り私は安堵した。


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