甘すぎて溶けちゃいそう。【短編・完】
かなり面倒見のいい円羽は、あたしの数少ない親友。
いろいろあって友達はみんなあたしから離れていった。
「そんなの初めから友達じゃなかったのよ、」って一喝したのが円羽。
社会人の彼氏をもつ、お姉様だ。
「なになに?愛実ちゃんが可愛いって?」
「げ、湊川(ミナトガワ)!」
げ、ってなに。と少し冷たく?円羽に言ってからあたしに目を向けた洋。
「あ、グロス?」
……よく、気付くな。