CHERRY
小悪魔
柔らかい春の風が、私の綺麗に外巻きにした髪を揺らした。

町には春の暖かい空気が漂っている。

私は、イタリアンのランチをいただいたところだった。

クリームソースが甘くて美味しく有名な店で

確かに上品ないい味のクリームパスタだった。

パスタは私の大好物である。


「さて、これからどうする?はるちゃん。」

隣に歩く、前川怜太が優しく話しかけてきた。
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