俺のまわりバカばっか。

俺達が来た意味ない(-.-;)


「まぁ、無事でなにより…

…っ!」


振り向くと有栖は

唇を噛み締めながら

ぼろぼろと泣き

立ち尽くしている。


「有栖…?」


「初めて…人に好きって

言われたのに…っ


プレゼントも彼女に渡すものかと…

でも本当は私に渡すもので…っ」


しゃくり上げながら

有栖は泣く。


テーブルには可愛らしい

小さな紙袋が置いてあった。


きっと男がプレゼントしたものだ。

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