俺のまわりバカばっか。

「あ、遠藤くんっ」


小さく手を振る有栖。


「一人で花火見てたのか?」


「まぁね」


有栖は困ったように笑う。


「さっき委員長にあった」


「じゃあ、状況察してるんだ」


ここから見える花火は

木で半分欠けている。


多分、大きい花火じゃないと

綺麗に見えないな。

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