俺のまわりバカばっか。


「遠藤くんの小説の

ヒロインのモデルって

もしかして私?」


突拍子のない事を聞かれて

俺は驚く。


「え…多分…」


「多分って」


彼女は笑う。


茶髪のツインテール。

届かない世界にいたはずなのに

今、隣にいる。

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