俺のまわりバカばっか。

「な!」

ふり払おうと顔を上げると

彼はもう片方の手で私の頭を支え

私の唇を塞いだ。


!?


顔を離すと狼のような笑みを見せ


「ほら、涙が止まった」


と言った。





この出会いが私の

高校時代を変えたのであった―。



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