俺様王子にご注意を
最初はクラス中みんな
騒いでいたけどもう見飽きて
みんな何も言わなくなった。
「玲奈ちゃん何よっ!その目はっ。」
さすがに教室でそこまで
いちゃつけないじゃん.....。
「おい、誠。先生呼んでたぞ。って...はー。お前らいい加減にしろよ。ただでさえ熱くていらいらしているんだから教室でまでお前らのラブラブタイムはめざわりなんだよ。」
和也.....。
「なんだとおお!普通今のタイミングでそれ言うかっ!?」
「いいからさっさと行けよ。」
村上くんは仕方がなく恵みを離して
教室から出て行った。
「...じゃ、私はここでぬけまーす。」
恵美はいたずらっ子のような顔を
して女子の集団のほうに行った。
「「.....。」」
沈黙.....。
こういう和也との空気まだ慣れない。
って...!
私たち付き合っているんだから
こういう空気ってまずくない?
「かっ和『大倉さんっ!』
「.....へ?」
目の前には知らない女の子。
「何...かな?」
化粧とかばっちりだし...
こういう子苦手だなー。
「ちょっと...いいかな?」
「いい...けど?」
私はチラッと和也のほうを見て
言った。
「ありがと。」
なんだ。笑うと結構可愛いのに。