俺様王子にご注意を
玲奈Side
「ん?玲奈ちゃん?目、腫れてない?」
「ん.....昨日寝れなかったからさ。」
「えっ!?何があったの?!まさか玲奈ちゃん
とうとう「ばか。やめて!全然違いますーっ!」
「じゃ...何?」
「う゛っ.....。」
教室の中はうるさくて
たぶん私たちの話し声は...
聞こえないと思う。
「あのね.....。」
私は小声で恵美の耳の近くで
昨日の和也とのことを全部話した。
「うわ、それ玲奈ちゃん悪いー。」
え.....?
「そりゃ浮気って勘違いされても
仕方がないんじゃないかなー。」
浮気...ですっと?
「待って。いつ誰が浮気しましたか?」
「じゃなくて。勘違いしているの。
和也くんがね。」
「へ...?何で?和也は浮気がどうとかは
言ってなかったよ?」
私はつい、首をかしげた。
「考えてみてよっ!」
恵美は人差し指を私にむけてきた。
「もし玲奈ちゃんが和也くんと他の
女の子が一緒にいるのを目撃した!
ねえ、どう思う?」
「...いや、かな?」
それは当たり前だけど...
「でっしょー!?だから和也くんだって
そうなのよ!んで?」
「はひ.....?」