俺様王子にご注意を
『でっしょ?いいじゃん。
セクシーポーズしてミニスカはいて
いたら男なんてちょちょいのちょいに
決まってるじゃん♪』
恵美...最ッ低。
「私は、純粋だからそんな事できません!
恵美だけでしょーがっ!」
『さっすがに私だってやらないよ。
じゃあ...こういうのはどう?」
「へー...?」
─────
たぶん...この作戦はばっちりかも。
“あとは玲奈ちゃんがどうやるかだよ。”
って恵美に言われたけど...
どうすれば...?
そんな事...私は人生初だよ...?
絶対に...絶対にできない。
でも─...
『彼女からのキスを嫌がる男なんて
いるわけないでしょっ!』
恵美に言われた作戦...
それは─...
私から和也にキスするってこと。
って...やっぱそんなことできない。
ノックしようとしても
手が震えるよ。
和也って自分からじゃないと
絶対怒りそうだし─...
もしもう口も目も本当に
あわせてもらえなくなったら...
どうすればいいの?私─...。