俺様王子にご注意を
□こんなの別れじゃない
─ピピピピッ
目覚まし時計がなった。
私は時計を叩く。
今日は...25日。私は隣に眠っている
和也を見た。眠っている和也は
愛らしくて...離したくない。
私は和也のおでこにキスを落す。
─服を着て私は朝ごはんを
作っている。
─ガチャッ
ドアが開いて見るともう外行きの格好に
着替えた和也がいた。
「おはよ。」 「おはよ。」
和也はキッチンにいる私を後ろから
抱きしめた。
「何?」
「...玲奈、飯食ったらもう出よう。」
え.....
「最後に連れて行きたい場所がある。」
何であんなに...真剣な顔
しているんだろう?
─────
「ここ.....。」
わたし達の通っている学校。
「きて。」
和也は私の手をとって部室に向かう。
和也は鍵を鞄から取り出して扉を開けた。
「鍵、どうしたの?」
「先生から借りた。」
和也は弓と矢を持った。
そしてすぐさま的に当てた。
─パンッ
私は隣から拍手をした。
「和也すごーい。」
和也はにこっと笑って言う。
「おいで。」