俺様王子にご注意を
─────2年後
「玲奈、行ってらっしゃい。」
「うんっっ。」
ガッツポーズをママと交わした。
私は深呼吸をしてから家を出る。
携帯を見るとメールがちょうど
とどいた。
【お互い頑張ろうな!】
たったの一行だけどそれが
凄く嬉しかった。
返信をすぐにして私は携帯を閉じて
大学に向かう。
数え切れないほどの私と同じ年の人達が
座っていた。
今日は大学入試日です。
私は東京の大学を受けます。
和也も東京の大学を受けるために
今は東京にいるはず。
「はじめっ!」
私は文系。
和也は理系。
だから同じ大学ではないけど...
凄く近いの。だから絶対受かりたい。
和也は一昨日から東京に来ていたらしい。
知らなかった私は和也に会いたいって
駄々をこねた。
入試3日前だっていうのにね。
けれど和也は試験が終わるまで会わないって
ずっと言うから会えなかったの。
でもこのテストが終われば.....
───「終わりっ!」
終わった.....。やっと受験生から
解放...されたんだ。
私はそのまま一番に大学を出た。
行き先は高校。
あの校門で...