シスコン王子とブラコン姫

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「ねー、沙菜見た?山岸...。」

10分休みのときにおにいは私の机の前まできて笑いを必死にこらえたような顔をした。

「しーっ、おにい声でかいよっ!んもお.....。」

「悪ぃ、悪ぃ。また何かあったら俺に言えよ。」

おにいはポンと私の頭を触った。

「う゛っ...。」

でもそんな私たちをみて綾乃がすごい目つきでわたしのことをにらんでいる...。

「あっ綾乃...。こっこれは兄妹なんだからさ─...。」

「沙菜ちゃーんっ!裕也は私の彼氏なんだからあああ!」

「ごっごめんごめん...。」

昔からおにいの周りには色んな女の子がいて─...。
でもおにいは私を優先するから私は色んな女の子に嫌味を言われたり意地悪をされていた。でもすぐおにいは私のことを助けてくれる。やっぱり家族なんだな─...ってよく思う。

「姉ちゃんもいい加減にしろよ。」

「さっ悟!?」

「っっ...///」

だめだ。朝のことがあってからやっぱり悟の顔が上手く見れない.....。

「なーに赤くなっちゃってんのよっ。」

綾乃は私の耳元でにやにやしながらいった。

余計顔が赤くなっちゃうよ.....。
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