シスコン王子とブラコン姫
「沙菜の気持ち考えたことねーのかよっ!?」
沙菜の気持ち...?
「.....もう遅いんだよ.....。」
「...今からでも間に合うっ!」
「俺...沙菜になんていったと思う?沙菜が少しでも頑張って素直に俺に気持ち伝えてくれていたのかもしれねえのに俺...冗談だとか言っちまったんだぜ?!そんな男まだ思っている女なんていねーよ.....。」
いるわけ...ねえよ。
「.....いるよ。」
「は.....?!」
「いいから今は弁当箱あけてみろ。」
「弁当箱っ!?」
「いいから。」
言われるがままに弁当箱をあけた。
「これ─っっ.....。」
【ごめんね>o<】
あけるとはんばーぐにけちゃっぷが
かかっていて【ごめんね>o<】と
かかれていた。
「沙菜はばかな女なんだよ。まだ最低なお前の事思っているんだよ。」
「っっ─...。」
「今日...放課後委員会があるはずだ。お前も...沙菜みたいに少しは素直になってみろよ。」
「裕也─.....。」
「いいから弁当食え。もうこの話はここでおしまい。あとは俺と綾乃の話聞いてもらうからな。」
「...耳栓ある?」
「ねえよっ!ばかやろうっ!」