シスコン王子とブラコン姫
それから裕也とふざけあって
沙菜の事で頭がいっぱいになりながら
授業を受けていて...
委員会の時間になった。
「悟、頑張れよ。」
「おう.....。」
教室もだんだん人が少なくなってきた。
「影山くん。ちょっといい?」
「...ああ。」
ドアの方に女子が3人いた。
そして後の2人は1人の女子を押している。
チラッと教室を見ると
沙菜が小さくなって座って俺を見ていた。
「影山くん...あの.....。」
「いっ今行くからっ!」
そう言って俺は女子たちについていった。
「影山くん...あの...「悪いけど....。」
「え?」
「早くしてくれる?委員会あるんだ。」
「ごっごめんな「何その言い方!」
うるせーな.....。
「いいのっ!私がオドオドしてるから悪いの。ちょっと...2人にさせてくれる?」
「美奈.....分かった。」
美奈っていうのか.....。
聞いた事ねえ名前だな。
俺に文句を言った2人の女子は俺を
睨みながら姿を消した。
「影山くん...あの.....。」
「何?」
冷たい言い方をしているのは分かる。
でもいますぐ沙菜に謝りたくて.....
この手で抱きしめたくて.....。