シスコン王子とブラコン姫
「綾乃ぉー///」
おにいも日に日に綾乃にべたぼれ。
見てるこっちが恥ずかしくなる。
「まだかよ!」
玄関から聞こえた声。
あたしは飛び出すようにリビングから出た。
「悟っ!」
「沙菜...?」
───
「ふぅーん。うららも元気なんだな。」
悟は通学路で寂しそうに私の渡した
手紙を読み直す。
悟にはうららちゃんから何も
連絡はないみたい。
「まぁ、うららが幸せならいっか。」
悟は手紙を私に渡して急に
私の手首を掴んで走り出した。
「さっ悟!?なっ何!?」
「別に。気分よくて。だってやっと
沙菜と2人っきりになれるし。」
「なっ何いって///「こらぁー!」
後ろから聞こえた声をみると...
なつかしの...
「やっ山岸くん!?」
「影山!まだ俺らの決着はついてない!
調子にのるな!これからは俺のやり方で
どんどん川崎さんを奪って
いくからな!」
「ああ゛!?」
悟は山岸くんを睨みつける。