シスコン王子とブラコン姫
沙菜は顔を真っ赤にしながら
うつむいた。
「っっ─!?///」
でもそんな沙菜より俺のほうが
顔が赤くなっていくのが分かる。
「さと.....る?」
沙菜はオレンジのドレスに包まれていて
とても可愛かった。
「...可愛いじゃん。」
「へえっ!?///」
沙菜の顔がタコのように真っ赤になっていく。
それもまた可愛かった。
俺は沙菜に近づいて行く。
「ちょっ、はっはずかしいから来ないで~。」
俺は沙菜の手をとった。
「お嬢さん、行きましょう。」
「なっなっ何ー!?///」
真っ赤になっている沙菜の手を
とって俺はエスコートするように
控え室からでる。
行き先はホール。
もうだいぶ人が集まってスタンバイ
していた。
「悟、沙菜っ♪こっちこっちー!」
姉ちゃんが席を2つ開けておいて
くれていた。
俺は隣に沙菜を座らせて腰をかけた。
「何だ。沙菜やっぱ可愛いじゃーん。」
綾乃が沙菜の頬をつつく。
─照明が消えた。
扉が開く。
そして...出てきたうららとうららの婚約者。
いっせいに拍手がなりだす。