シスコン王子とブラコン姫

別に悟と付き合っているわけでも
なんでもない。

ただの¨お試し¨というだけの
付き合い。

それでも私は1分でも1秒でも長く
悟の隣にいたかった。

「沙菜の家...どこ??」

「へ?? なんで??」

「いや...もしいやじゃなかったら
送ろうかな...って思ってさ。」

「あー、悪いからそんなの気にしないで。
ぜんっぜんいいからさ。」

「裕也にも頼まれたしさ。女の子1人じゃ
あぶねーってよく言うだろ?」

「じゃ...おねがいします。」

「うん。」

そういって...私たちは適当な
話をした。
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