シスコン王子とブラコン姫
ピピピピッッ
「うーん...朝かあ...」
今日は学校...沙菜は隣の席だし。
ほんとだったら俺と沙菜隣の席じゃ
なかったのに...。
ほんとは俺と姉ちゃんが隣に
なるようになっていたけど...
名字で[か¨げ¨やま]と[か¨わ¨さき]で
¨げ¨のほうが前なのに裕也に無理やり
頼まれて...そのときは1番後ろに
なれるから交換したけど...。
まー、沙菜と隣になれたしいいや。
「おはよー。」
「あー、悟おっはよ。」
姉ちゃんはキッチンのほうで弁当を
つくっているらしい。
「あー、俺の弁当つくっておいてくれた?」
「ううん。私と裕也の分しかないよ。」
姉ちゃんはにっこり笑いながら俺を
見て言った。
「はああ?したら俺今日弁当ねーじゃねーか?」
「大丈夫っ。学校行けばちゃーんと
悟にとって宇宙1嬉しくて美味しいお弁当が
待っているからさ。」