シスコン王子とブラコン姫

そんなことを考えているとなんとか
苦手な生物の時間が終わった。

「はー、やっと終わった。」

「ねえ、沙菜。」

「なっなに...??」

「次の7時間目役員決めだって。」

「へー、まあ私には関係ないよ。
綾乃はなにかやるの??」

「ううん。裕也と早く2人で
帰りたいから役員なんて
やりませーんだ。」

「そーなんだ。おにいも大変...。」

「大変なんかじゃないよっ!
裕也だってそれが嬉しいんだから。」

「はいはい...。綾乃ったら。」

「あー先生きた。じゃっ。」

え...綾乃いまにやってした...。

待って。何考えてる...?

「はーい、席につけええ。うるさいぞー。」

< 59 / 283 >

この作品をシェア

pagetop