シスコン王子とブラコン姫

「ほら、お前だ。」

いま...影山って...
聞こえたような...。

「ほら、影山!」

「はっはい...。」

うそ...だろ?

俺がか...?

俺は心の中で何度も
ガッツポーズをした。
その途端姉ちゃんと裕也はにやっとして
こっちをみた。

でももうそんなの俺には
関係ない。

そのとたん...

『え─────....』
クラス中男子が騒ぎ始めた。

うるせ...
< 64 / 283 >

この作品をシェア

pagetop