シスコン王子とブラコン姫
ほんとの気持ち
沙菜Side
「沙菜っっ!朝だぞーっっ!」
「ふえええっっ?!」
あれ...私...?
何してたの...?
「何ソファで寝てるんだよ??」
「あっ...うん。ぱぱは??」
「5時くらいに仕事行ったみたい。」
「そっか...。」
「ほら、パンやいたから食べろ。」
「うん...ねえ、おにい...。」
「ん...?」
「やっぱなんでもなぃ...。」
「そう。だったら早く食べろ。」
「うん...私...おにいが大好き。」
「なっ何いってんだよ。ハハッ...お前も
いいかげんそんな顔はやめろ。
母さんが悲しむだろ??」
「うん...。」
お母さん...そう...
私が中3の時に天国へ旅立っていった。
もう二度と会えない...。
大事な人...。