シスコン王子とブラコン姫
「へ...あ─っうん..。」
そうしてカギをかけて
私達は学校へ向かっていった。
といっても...
4人で行っているってカンジでは
ぜんっぜんない...。
ていうかおにいと綾乃ばっか
2人で喋っちゃって...。
歩くのはやすぎだし私と悟はおいてかれていったかんじで少しさびしいような...。
それに悟とも何も喋ってないし...私から話しかけるって言うのも...なんかできない...。
「な─...沙菜...。」
「...ん??」
昔から人見知りだったし...
「そういえば先生言ってたけど今日の放課後...生徒会あるぞ??」
友達にも自分から話し書ける事なんて少ない...。
「え─...うん...。」
新学期とか嫌いだし...。
「沙菜...??」
「ん─...??」
「沙菜っっ!」
ハッ...
「へっへえ...??」
目の前で悟は私の事をじっとみつめていた。
ドキッッ///
「なっ...なに...??」
「聞いて...た??」
「へ─...あ...ごめん...。何??」
「だから...今日委員会あるからっ。」
「あー...うん。ごめんね...。」
「いや...。」
そうして前を見るともう学校に
ついていた。
「沙菜─っっ!悟っっ!」
おにいは手を振りながら私達を玄関で待っていた。