シスコン王子とブラコン姫

「おはよーっ♪」

教室につくと何人かの女の子の友達が手を振ってきた。

「おはよ─っ。」

私もそう返した。

「あっ、川崎さん///おはよ。」

「おはよーっ。」

最近やたらと話しかけてくる1人の男子...。
なんだかよくわからないけどちょっとうざい...。

じろじろみてくるし...。

なんなの...。

「あの─...さ、川崎さん...今暇かな??」

机の中に道具をいれているといつも話しかけてくる人が私の机の前でもじもじしながら言った。

「うん─、いいよ。」

しかたがないからそういって微笑んだ。

そしてその男子の後をついていった。

エンブレムをみると─...

山岸...くん...か。

たしか山岸くんってよく10分休みも読書をしていたり...勉強をしていたり...結構まじめな印象。

でもなんなんだろう...??

「川崎さん─...この辺でいいかな??」

「あ、うんっ。」

そこは人気のない場所。

体育館倉庫だった。

ちょっと暗くてやなかんじ...。

でも、まーいっか。
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