シスコン王子とブラコン姫
「さと...る...と...おにい??」
そこにはおにいと悟がいた。
「おい、てめえ!何してんだよっ!」
すると山岸くんは私からスッと離れた。
そのまま私はしゃがみこんだ。
おにいと悟がきてくれたのをみてほっとしたから...。
するとおにいが山岸くんにゆっくり近づいていった...。
「おに...い??」
「てんめえ...沙菜に何しやがった??あ?行って見ろよっ!?」
「やめて、おにいっ。」
「沙菜は黙ってろっ!」
おにいは私の事をにらんだ。
「おい、山岸、お前なにしたんだよ...。」
悟まで山岸くんのシャツの衿をつかんだ。
「...。」山岸くんはずっと黙ったまま下をむいていた。
「なんか言って見ろよっ!」
「2人ともやめてよっっ!」
「沙菜は黙ってろっ!」
おにいと悟はそういった。
「私...知ってるもん...。」
「え...??」
山岸くんは私の方をみた。
「知ってるもん...山岸くんが努力家だってこと...。えらいなって思ってたよ...。だからさ...また頑張ればいいんじゃないかな??」
「沙菜...。」
悟は山岸くんを離した。