シスコン王子とブラコン姫

悟Side

──────

「悟─...。」

「裕也っっ!沙菜はっ!?「大丈夫だよ。」

「っっ...よかった─...。」

本当に安心した─...。
心からよかったって思った。

「ごめんな。いきなりびっくりさせちゃってよ。」

裕也は苦笑いでそういった。

「いや─...。でもホントにびっくりしたよ...。」

「沙菜よく貧血おこすんだよな─...。しかもこの時期に...。」

「この時期...??」

「あっ...なんでもねーよ。それより悟は心配しなくていいんだからな。いまは綾乃が保健室までいって沙菜についてるから悟はなにも心配しなくて大丈夫だから。」

「あ、ああ。」

裕也はまずいという顔をして何かごまかした。
何かまずいことでもあるのか─...??

でも─...
「悟っっ!」

「姉ちゃんっっ!?沙菜と一緒にいたんじゃ─「行くよっっ!」

「はあっ!?ちょっ...俺たち授業あるじゃんっ!」

『影山さんっ!』

「先生許してよっっ!ほら、はやくっっ!」

「ちょっ...姉ちゃんっ!」

姉ちゃんはそのまま先生が言っている事を無視して
俺をひっぱって教室から抜け出していった。

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