シスコン王子とブラコン姫
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「ん─...。」
夢か─...??
「悟...。」
沙菜─...。どうしてそんな心配そうな顔をしているんだろう...??
「悟ってばっ!!」
いい夢だな...。
「さ~と~る!」
「うあっっ!って...え?!」
ここって...保健室??
俺は沙菜の隣で座って─...あれ??もしかして俺─...
「悟...寝ちゃってたよ??大丈夫??」
「あー...悪ぃ...。」
俺、寝ちゃってたのか...
「ふふっ、だいじょーぶ。いびきやばかったけどね。」
「まっまぢかよっ!?」
だっさ...。
「ううん、うそ。」
「なっ...なんだよそれ!おどかすなよなっ!」
「ごめんごめん。」
沙菜は笑いながら言った。
「でもね...悟そろそろ離してもらっちゃだめかなー??」
「...何が??」
沙菜は急に顔を赤くして下を向いた。
沙菜が見ているほうをみると─
「っっ!///」
「はっははは...手...///」
沙菜は顔を赤くしながら言った。