プレイボーイとのラブバトル?

「っっ...」

何時間泣いただろう...。

こんなに誠司に会いたくなったのなんて初めて。
今すぐ会いたいなんて思ったなんて初めて...

今はあの体温が必要なのに...。

“今までの私"だったらどうしていただろう。

誠司―...会いたいよ...
トントンッ

「...誰よ?!」

「美鈴...お母さん。」

「なっ何??」

「入ってもいいかしら??」

「.....ん。」

するとゆっくりドアが開いた。

「美鈴...これ。」

お母さんの手にはピンクの携帯がある。それは私の携帯。くまのきーほがぶら下がっている。携帯の裏には私と誠司で撮ったぷりが貼ってある。

「あっ...」

お母さんは何も言わずにさし出した。


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