プレイボーイとのラブバトル?


―――――

「美鈴...ほんとに行くの?」

「もちろんっ。」

そう言って私は鞄を持ち上げる。

「でも...「愛梨!」
「健也...。」
「なあ、今日も家まで車で送るよ。あ、黒澤ちゃん。」

“黒澤ちゃん"!?

「何そのあだ名...変。」
「はは、ごめんごめん。」

「健也...私今日はちょっと用事あって美鈴と帰るから今日は気にしなくていいよ。」

「用事って...?」
石川くんの顔は急に暗くなった。

「まあ、色々。浮気なんてしてないから安心して。ちゅっ」
愛梨は石川くんの頬にキスをした。
「っ...!?///」

「ふふっ、じゃーね。いこ。美鈴?」

「あ...うん。」

このカップル何なのよ...?

席から立ち上がると誠司は私の事をチラッと見たがすぐ目線は変えられた。

「誠司...ばいばぃ...。」

誠司は黙って手をふった。



< 227 / 356 >

この作品をシェア

pagetop