プレイボーイとのラブバトル?
「私のせいだ―...。」
「アネゴのせいじゃありませんよ。」
萌華ちゃんも颯真くんも愛梨もみんな慰めてくれた。
でもそんなの私には意味がなかった。
そんなとき毎日のようにお父さんに説教をされていた。
『そんな格好は止めろ。』
『今すぐ勉強しろ。』
『お前は黒澤家の娘なんだぞ。自覚を持て!』
『今からでも勉強していい高校に行け!』
毎日怒られてばかりで学校でも怒られてばかりで...。
涼夜のいない日々が
辛かった。
停学が過ぎても涼夜は学校に来なかった。
そんなある日の事だった。
また夜遊びをしていて帰りが遅くなったとき帰り道に涼夜の姿を見た。
「涼夜―っ!?」
なんでいるの―...?
そして追いかけようとしたときに誰かに腕をつかまれた。
「っ―誰よ!?」
恐怖なんて全然感じなかった。
ただ涼夜をこの手で捕まえたい。それしか頭になかった。
「夜に女の子1人で歩いてたら危ないよ?俺たちが送ってあげるよ?」