プレイボーイとのラブバトル?


「最初からすんげえうざかったんだよ。だからもう俺に近づくな。それとも―...」

「っ...」

この人は本当に涼夜なの...?

「体の付き合いならいいけど?」

涼夜はニヤリと笑った。それと同時に私の体は震え上がる。

「ほら、無理なんだろ?したらもう俺に付きまとうな。気持ち悪いんだよ。」

「涼...夜...?」

信じられない。涼夜がこんな酷い人だってこと。

「さっさと帰れよ。」

こんな冷たく酷い事なんて言わないはずなのに...。

「涼...「俺の名前を呼ぶなっ!」

「っっ―...。」

この人は涼夜じゃ...ない。

私はその場から走って逃げ出した。怖くて怖くて仕方がなかった。

それから3日ほど学校を休んだ。
目の前の事から逃げ出したんだ。

3日間のうちに私は髪を黒く染め直し家庭教師も沢山付け毎日勉強した。
この世界から抜け出すために。

< 236 / 356 >

この作品をシェア

pagetop