プレイボーイとのラブバトル?

健也も少し驚いた顔で俺を見る。
そんな事を気にせずに俺は教科書を開く。

「お前...変だぞ。」

「.....。」
平然を保っているけど
ほんとは暴れ出していたかった。

重いとかそんなの考えたことがなかった。
俺は幼稚なのかもしれない。
美鈴をまた傷つけた。
こんなの―...
もう嫌だ。

―――――

「はら...栗...栗原っ!!」

「はっはい。」

「栗原っ。この問題お前に当てるって言っただろ。何ぼーっとしてるんだっ!!」

「すっすんません。」

「分かったならさっさと前に出てきて解け。」

こんなの解けるに決まってる。
いちいち前出るのも面倒くさい。
今までだったら前にも出ないで分かりません。で終わらしていた。
でも美鈴に格好つけたくて...
授業にもだいぶでるようになった。

< 251 / 356 >

この作品をシェア

pagetop