プレイボーイとのラブバトル?
解けない秘密

美鈴Side

「じゃあね。誠司。」

「あー.....。」

「誠...司?」

「.....。」

「誠司ってば!」

「わ!なっ何だよ.....?」

「誠司変だよ?ずーっと今日ぼーっと
してない?」

今日の誠司絶対おかしいよ。
朝から家まで迎えにきてくれたけど
特に話もしてくれないし。
話も全然聞いてくれない。
それにたまーにヘアアレとか気合いれて
頑張っても前までは可愛いとか言って
くれたり気づいてくれたけど.....。
今日は全然気づいてくれない。
せっかく頑張ったのに.....。
早起きして頑張ったのに.....。
もうあきられちゃったのかな?

「ごめん。美鈴、今日校門まで一緒に
いけねえや。ちょっと用事あって.....。」

「そっか...分かった。」

あと5日後は交際1ヶ月記念なのに.....。
忘れられちゃったのかな?
男の子ってそういうのどうでもいいの?
それにちょうど1ヶ月の日は
誠司一緒に帰れないっていってたし.....。

何で?最近疑問でいっぱいだよ。

「ばいばぃ.....。」

誠司はだまって手を振る。
やばい。もう泣きそうだよ。でも
泣いたらぜったいウザがられる。
誠司の前では...泣きたく...ない。

私は急いで教室から走って出ていった。
そして...校門でとうとう涙が
でてしまった。

「なーに泣いてるんですか?」

「へっ.....?」

ゆっくり上を見上げる。
この声は.....。
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