プレイボーイとのラブバトル?
「そっ颯真くんっ!?」
やっぱ私の中での颯真くんはずっとチャラチャラして金髪にピアスをしていたからなんか変な気がする。声は颯真くんなんだけどなー.....。
「どうしたんすか?泣いちゃって...?」
心配そうに下を向いている私の顔をのぞきこんでくる。ちょっと...ちっ近い!なっ何かドキドキするじゃん.....。顔...赤くなってないかな...?いくら年下って言っても背も私よりでかいし...かっこいいし...私だって女なんだからドキドキするじゃん。
「アネゴ、ちょっと着いて来てください。」
「どっどこいくの?涼夜のとこは絶対に絶対に嫌だから。行かないから。」
「分かってますよ。いくら俺でも嫌がってるアネゴを無理矢理連れ出したりなんてできませんからね。」
そしてにこっと颯真くんは笑う。
ドキッッ///
わっ私って浮気者!?
颯真くんが可愛すぎる.....。
別にいまの胸の鼓動は.....可愛くて
弟みたいで鳴っただけで........。
って私誰にいいわけしてんのっ!?
「さっ、行きますか。アーネゴッ。」
「へっ!?どっどこいくのよーっっ?」
颯真くんに手を握られ私は、周りが見ているのも忘れて颯真くんと走って校門から出ていった。
まさかそれを...誠司が見ていたなんて...。
気づかなかったんだ。
そうしている間に私は、誠司を傷つけていたのかもしれないね。