プレイボーイとのラブバトル?

──────

「ここって─.....?」

「よく中学の時俺とアニキとアネゴと愛梨先輩と萌華でこの公園で遊びまくってたよねー。」

そうだった。なつかしいこの場所。
なんだか安心する─.....。
涼夜が停学になってよく1人で来て
ここで泣いていたんだっけー?
でも最近は全然来てなかった。
この公園を忘れていたんだったなー...。

「アネゴはよくブランコに乗ってましたよねー。パンツ丸見えでしたけど。」

「うっうそ!?///」

「ウソです。」

「もっもう!驚かせないでよー。」

自然と笑みがこぼれる。
楽しかったなー。昔は。

「それでよく俺と萌華で喧嘩してアニキとアネゴが止めてくれていましたよね。」

「そうだったねー。」

ほんと懐かしいな。

「それで食いしん坊な愛梨はさー、よく買出し行ってたよね。何も頼んでなかったのにさー。」

「はは、そうでしたね。」

もうきっとあのメンバーでここで
集まることはないんだろうな。

「アネゴは...夢とかありますか?」

「えっ...?」

一瞬何て質問されたのか分からなかった。
颯真くんがそんなまじめな事聞くと
思わなかったから─.....。
颯真くんはじっと私を見つめている。
綺麗な瞳で─.....。

「...ないよ。」

「えっ!?ないんですか?」

「...うん。特になーんにも考えた事なかったし...親からはちゃんと勉強していい大学行けって言われるけどねー...。」

「アネゴのお父さん...弁護士でしたもんねー.....。」

「うん.....。」

よく颯真くんたちは私のパパにこんな時間までうちの娘を連れて!って怒られていたんだよなー.....。
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