プレイボーイとのラブバトル?

「アネゴは...もうアニキとは会ってくれませんか?」

「...え?」

なんとなく言われる事は分かっていた。
でもやっぱりいざ、いわれると...動揺してしまう。分かっていたのに。聞かれることなんて.....。

「すいません。アネゴ。ほんとはこんなこと言うつもりなんてなかったんです。でも...アネゴ達がこのまんまだなんて...俺悔しくて...嫌でっ...アニキはホントはアネゴのことが「何も言わないでよっ。」

「アネ...ゴ?」

颯真くんは、すごく驚いた顔をした。

「颯真くんには...分からないでしょ?
すきだった人に裏切られる...気持ち。」

颯真くんは悪くないのに。颯真くんに
あたったって何もないのに。

「だからもう...私に関わらないで。嫌なの。思い出したくないの。過去は過去なんだから─.....。」

私は公園から出ようとした。

「アネゴは卑怯ですっ!!」

後ろから颯真くんの声が聞こえて
私は足を止めた。

「アネゴも...アニキも自分たちだけが...可哀想なフリして...傷ついて...ずるいですよ。俺達のこと...考えた事ありましたか?」

みんなの事─.....?

「アネゴが...気持ち決めるまで俺...
ずっと待ってます。アニキだって...
卑怯だけど待っているんだと思います。」

誰も私の事なんか求めてない。
待ってないよ.....。
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