プレイボーイとのラブバトル?

｢もっもしもしっ!?」

『まだ誠司くんに電話してないのっ!?』

｢う...ん｡｣

『もうっ!じれったいなっ!さっさと
電話しなよ｡信じてないの?誠司くんを｡
この間も言ったじゃん｡』

｢う゛.....｡｣

信じてるけど...怖いよ。
もし誠司が私を好きじゃなかったら。
捨てられるってことだよね?

『ねぇ､昔の美鈴はどこに行っちゃったの?』

｢...え?」

『昔の美鈴のほうが勇気とかちゃんと
あってえらかった｡強かったじゃん｡今の
美鈴...見てて情けないよ｡
自分の気持ちすら言えなくなってきたし｡』

昔､過去...
そんなのもう関係ないよ。
だって後戻りなんてできないんだから...

｢愛梨にはわかんないよっ!捨てられる気持ちが｡
もしまた捨てられたらどうしようとか
考えるとキリがなくて怖いのっ!｣

『.....｡』

ヤバい...　言い過ぎた?

｢ごっごめん...私...『言えたじゃん｡』

｢...ふぇ?」

『自分の気持ち...そうやって誠司くんにだって
ぶつけちゃえばいいんだよ｡ね?』

愛梨...

｢うんっ｡じゃあねっ｡｣

そしてすぐに私は誠司に電話をかけた｡

─ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ...ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ.....

出ない.....｡

『...もしもし?』

でたっ!

｢あ...誠司...私...｡｣

『美鈴?』

誠司の声はすごく眠そうだった｡