プレイボーイとのラブバトル?
別れよう
誠司Side
「おいっ、誠司っ!やべえよっ!」
「...何がだよ?」
「だから...まぢやべえんだって!」
「何なんだよ?」
鞄をとって帰ろうとしたとき
健也が顔を真っ青にして
教室に入ってあたふたしている。
「だから...だから...黒澤が...」
美鈴.....!?
「おいっ、何だよっ!?」
「黒澤が...階段から落ちたんだよ。」
「美鈴がっっ!?」
「それがやばくて...目覚めねえって
みんな騒いでいるんだよっ!」
「美鈴いまどこにいるんだよっ!?」
「保健室で─...って誠司っ!?」
俺は夢中で教室から飛び出して
保健室まで走った。
─ガラッ
「美鈴っっ!?って...え?」
美鈴はベッドに寝かされていた。
その美鈴の手を鈴木がぎゅっと
握って目に涙をためていた。
でも─...そのベッドの周りには
萌華という奴と尾崎がいた。
「誠司くん.....。」
鈴木は俺をみて涙をこぼした。
「何が...あったんだよ!?」
俺はゆっくりベッドに近づく。
「...栗原先輩のせいです。」
口を開いたのは尾崎だった。
「は!?」
「どうして...アネゴと一緒に
いてやらなかったんですか?アネゴ...
栗原先輩のことしか見てなかったんですよ?」
そんなの....俺だってそうだ。