プレイボーイとのラブバトル?
「栗原先輩。アネゴと別れてください。」
「颯真っ!やめなよっ!」
「アネゴは栗原先輩と居たら幸せには
なれないんですっ!アネゴにはほんとに
好きな人がいるんですっ!」
美鈴のほんとの好きな人...?
たしかに、もしかしたら俺じゃないのかも
しれない。だから時々つらそうな苦しそうな
顔をするんだ。俺にだって悩み事も
話してくれない。
「颯真くんっ!いい加減にしてっ!」
鈴木が机を叩き尾崎を睨むように
立ち上がった。
「美鈴は...美鈴は「アネゴはアニキが好きなはずですっ!」
尾崎は鈴木の言葉を遮るように
立ち上がった。
「...何で?」
鈴木は溢れてきそうな涙をこらえて
尾崎を睨みつける。
「それは─...」
─バンッ
俺は尾崎のこれから言う事が聞きたくなくて
保健室から飛び出した。
何も聞きたくない。こんな目にあったのも
絶対俺のせいだから─...。
もうわかった。美鈴が好きなのは菅谷。
俺は最初から出番なんて無かったんだ。
「きゃっ!」
夢中で走っていて途中で1年の女子と
ぶつかった。
「大丈夫...か?」
「栗原先輩.....。」
それはこの間のいちいち俺に
美鈴の過去を教えてきた女だった。
「ふふっ、美鈴先輩は大丈夫でしたかー?」
「...なんでお前が知っているんだよ?」
「そんなのみーんな知ってますよ。当たり前じゃん。ねえ、わかった?先輩達が別れなきゃみーんな苦しむの。美鈴先輩なんてそのうちどんな目にあっちゃうんだろうねー。」