プレイボーイとのラブバトル?

「お前が美鈴の事おしたのかよっ!?」

俺はソイツの手首をつかんでいた。

「いっ痛い。言うよ?みーんなに栗原先輩にしつこくされてるって。私クラスでは猫かぶってるからみーんなわたしのこと信じるよ。だって栗原先輩は昔はダラしなーい生活してたもんね?」

「っっ.....。」

コイツに腹が立ってどうしようもない。
女だからって...許せねえ。
1発...殴ってやりたい。
俺は必死に自分の腕を抑えていた。

「認める。私が美鈴先輩の事階段からおした。それだけ。私ってねー、結構モテるんだよね。」

「お前の自慢話はどうでもいい。
ふざけんな!責任とれよ。」

「責任取るのは栗原先輩のほうじゃ
ないんですかー?」

「.....は?!」

俺が...責任?

「はい。栗原先輩のせいでこんなことになったんです。あ、いいこと考えた。黒澤先輩と別れてわたしと付き合ったらもうあーんなことにはしません。」

「...そんなことできねえよ。」

絶対俺が美鈴を守る。
美鈴が俺を求めなくても...
俺が...美鈴の事を守る。
でも...コイツと別れるなんて...

「黒澤先輩はあなたと別れれば幸せになれる。栗原先輩は黒澤先輩が幸せになれればそれでいいんじゃないんですか?」

美鈴の幸せ.....。

「...分かったよ。別れば...
いいんだよな...?」

「はい。」

すると女はブレザーのポケットから
携帯を取り出して俺のポケットからも
勝手に携帯をだしてアドを勝手に
交換した。

「これからは誠司ってよぶね。」

「.....ああ。」

俺...これでよかったんだよな?
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