プレイボーイとのラブバトル?
ほんとはまだ...
──────
「じゃっ、アネゴここで。」
帰りは家まで颯真くんが
送ってくれた。
颯真くんも私と涼夜が付き合う事を
きいて大喜びしてくれた。
「ありがと。颯真くん。」
「いいえっ。アネゴのためですっ!
あの...明日から朝学校は
1人...ですよね?」
「...そうだね。」
そっか...これから1人で
登下校か...寂しいな。
愛梨は健也くんがいるし...
「もしよかったら俺と萌華とアネゴで
行きませんか?」
「ふえっ!?」
私と...颯真くんと萌華ちゃん...?
「あ、いやならいいんですが...
アニキの彼女なんで...しっかり
守りたいと思って...」
「あり、がと。じゃ、明日から...。」
小さく手を振って私は家に入った。
あれから1ヶ月が経った。
誠司─...私と別れて今どんな気分
ですか?スッキリして楽ですか?
それともまだ遊び足りないですか?
私...ほんとは誠司から
遊びだったってききたくなかった。
遊びって知らないでダマされたまま
ほんとは誠司と一緒にずっと
いたかったのかもしれない。
楽しかった。あの笑顔に私は
救われていた。
でも...過去は変えられない。
もう戻れないんだから。
だから...私は誠司を忘れて
良い未来を作りたい。
いつか誠司を忘れられるくらい
涼夜を好きになって...みせる。