プレイボーイとのラブバトル?
誠司Side
最近まともに授業をうけていない。
学校にも遅刻ギリギリで着く様に
している。だって美鈴に
会いたくないから。
でも前までは目があって反らすことを
繰り返していたけどもう目も
会う事もない。こうして
少しずつ他人になっていくんだろう。
「せーいーじっ♪帰ろぉ??」
「.....ああ。」
最初は千夏といると周りからは
じろじろ見られていた。
けど最近は見られることも
なくなってきた。
「誠司ーっ。お腹すいちゃったぁ。
どっか寄ってかなぁい?」
「...1人でいけ。」
「もぅ!すぐそーやって冷たくする!
みんなの前では優しくしてって
いつも言ってるじゃん?」
「...優しくってどんな風に?」
「黒澤美鈴にしてたように。」
「優しくしていた覚えはない。」
「優しくしていたじゃん。あたしを
黒澤美鈴だって思って接して。」
「...もうアイツの事なんて
忘れたからしらねえよ。」
「じゃ、あたしの事好き?」
「...好きになれって約束は
してねえけど。」
「じゃ、今から増やす。好きに
なってよ。」
コイツ...急に2人になると
人が変わる。
誰がこんな奴好きになるかよ。
「お前の事は好きになれない。
言っただろ?それでもお前は
無理矢理俺をお前の者に
したんだろ?汚い手使って。」