プレイボーイとのラブバトル?
「あたしはあたしのやり方よ?
文句あるんだったら別れれば?
どーなってもいいなら...別だけど。」
「っっ.....。」
コイツの頭の中どうなっているんだよ。
一体俺をどうしたいんだよ...。
「言っておくけどー、あたし
誠司くんのこと好きだけど
そんなに好きじゃないよ?」
「は!?」
千夏は俺の腕に手を回してきた。
「だって誠司くんと付き合ってたら
自慢になるじゃーん。まあ、外見も
好きだけど、ねっ?」
計算した上目遣い。俺は、全然
ドキドキもしない。
「はー、誠司くんってばかなの?」
「.....お前に言われたくない。」
「でもね、いい事教えてあげるよ?ホラ。」
千夏が自分の携帯を俺に渡してきた。
受け取ってみるとそこには
懐かしい美鈴がいた。
そして...その横には知らない男。
千夏に見せられた菅谷涼夜だろう...。
「もー新しい彼氏作っちゃったんだねー。
ずっと好きだったって事なんじゃない?
すぐより戻したんだからさ?」
「...関係ねえだろ。お前には。
なんなんだよ...これで満足なんじゃ
ねえのかよっ!?」
「いっ痛い...離して。みんな
見てるじゃないのっ!」
俺は夢中で千夏の手首を
握り締めていた。
「言えよ。どうやったらこんな写真
そんなに都合よく手に入るんだよ?!」
千夏の顔が少し歪んだように
見えたがまたいつものように
余裕な表情に戻った。
「どーやって手に入れたと思う?」
「また卑怯なまねつかったんだろ?」
「うん。そうだよ。」
千夏はにっこり笑って俺を見る。