プレイボーイとのラブバトル?

「...そんな幸せがほしいか?」

「え.....?」

「どこからが幸せでどこからが
不幸になるわけ?」

「それは...えっとー.....。」

「何も知らない奴に幸せなんて
語られたくねえよ。さっさと俺の前から
消えろ。何が償いだよ。これ以上
どうすりゃいいんだよ。無理だよ。
もう無理だよ。...幸せにできない。
だから...今すぐ目の前から消えろ。」

「っっ.....。」

「消えろっつってんだよ!」

千夏の体が震えだした。

─パシンッ

千夏は真っ赤な顔をしながら俺の頬を
叩いて走って消えていった。
そんな俺達をまわりは軽蔑するように
見ていた。
俺はまわりを睨みつけて小石を
けりながら帰っていった。

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