プレイボーイとのラブバトル?
なんとなく静かにドアを開けた。
もし先生がいたら授業に
出ろと言われてうるさいから。
─ガララッ
「っっ!?」
目の前にいたのは...先生でもない。
「んんっ...んー...///やだー///
弘樹【ヒロキ】ったらさー///」
千夏がいた。
千夏の隣には見た事もないメガネ男子。
キスの最中だった。
「もーう///ってはあ!?
誠司っ!?」
「.....。」
「趣味悪いな!この男!あ、千夏の事まだ
好きな奴なんじゃねえの?」
男はケラケラと笑い出した。
「...違えよ。最初からこんな奴
好きじゃねえよ。」
俺は千夏と弘樹という奴をにらみつけた。
「はあー...千夏。場所変えようぜ?」
とっとと出てけよ...。
「弘樹。ごめん。先言ってて。」
「「はあ!?」」
驚いたのはこの男だけじゃない。
俺もだ。
「千夏!お前何言ってんだよ!こんな男とは
もう別れたんじゃねえのかよ!?」
「別れたよ。けど...弘樹には関係ない。」
「っっ...知らねえよ!勝手にしろ!」
─バンッ
男は最後に俺を睨みつけて出ていった。
「.....。」
久しぶりに嗅いだこの香水臭い匂い。
俺の制服にも匂いがうつりそうで
俺は少し千夏と距離をとった。